10月30日一宮市蓮照寺(津島宝秀住職)で新本堂客殿落慶天童音楽大法要が営まれ、僧侶檀信徒200名が参列した。
津島住職は、法要に先立ち、114人の稚児練り行列と共に昇堂。
行列では団扇太鼓を携えた青年僧が住職の脇を固めた。
蓮照寺にて、無事に到着した住職一行を見て安堵の表情を浮かべる小牧市妙遠寺の服部智康上人。
稚児行列の終着点となった蓮照寺新本堂では、修法師達が稚児とその家族を出迎え、御守を手渡した。
凛とした空気の中、知堂を務める服部智康上人が打つ半鐘の厳粛な音色が、参列者に法要の開始が近づいたことを告げると、本堂内の期待と緊張感は最高潮に達した。
思い思いの法衣に身を包み、開式を待ちわびる来賓各聖と、その後ろでも打ち合わせに余念のない服部智康上人。

法要では、池戸啓悟君、兼松明日香さんが天童祭文を読み上げ御宝前に新本堂落慶の喜びの言葉を捧げた。
住職は奉告文で、400年を超える蓮照寺の歴史や250年もの間風雪に耐えた旧本堂に想いを馳せつつ、今後の布教の展開を述べた。
奉告文を読み上げる住職の傍らに侍る、真剣な面持ちの服部智康上人。
読経の後、尾張宗務所長 圓行寺住職 安藤晴雄師、松ヶ崎法縁代表 本遠寺住職 伊藤友行師、尾張西部組寺代表 妙感寺住職 三大寺聡温師の順に祝辞を述べた。
続いて謝辞に於いては、津島住職、建設委員長の関戸徹氏は「ますます素晴らしい法華経の道場となる為、精進してまいります」と決意を語った。